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2016年12月15日

精神科病院における薬剤師の仕事

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精神科病院での薬剤師の配置基準は、患者150人に1人とされていますが、実際には入院患者80人に1人となっているとも言われています。精神科病院での仕事は患者さんの症状に合わせた薬の調合が中心ですが、退院後のアドバイザーとしての仕事もあります。1日の勤務時間は短く、休日もとれることが多いとされていますが、精神科は心の健康を対象とし、精神分析や精神療法など他の科とかなり異なる治療を行っているので、その点に関する理解も必要です。

また、精神科ではチーム医療の重要性が高く、医師の処方に関与したり、医療スタッフへの薬剤情報を提供する必要があるので、薬剤や薬物療法、薬剤管理の専門家である必要があります。さらに資格としては、精神科薬物療法認定薬剤師という資格があります。これは5年以上の実務経験を持ち、精神科領域での規定学会での発表や学術論文提出などの条件を満たした上で、認定試験に合格した場合に取得できる資格で、薬物療法に関する高度な知識と技術が要求されます。

この資格を取った場合の仕事は、個々の患者さんに合わせた調剤、製剤や服薬指導などが中心ですが、薬物療法における患者さんとのコミュニケーションも重視されています。そして、この仕事では薬物療法を通して患者さんの治療と社会復帰のサポートをするということが大きな目標になっています。また、この資格の認定期間は5年となっており、更新のためには指導実績や学会発表などの条件があるので、資格取得後も勉強や実践を心掛ける必要があります。さらにこの資格取得後は、精神科専門薬剤師の資格に挑戦することも可能です。

(参考情報)
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